皆様こんにちは~(^▽^)
 
昨日家でお客様を招いて、ちょっとした宴会を行ったので、
二日酔いで頭が少々クラクラしております(^^;
今日は最高気温が37度予想で暑いこともあり、
大人しく過ごすことにしました(^^;
週末は久々に都内の古墳巡り及び、
都立中央図書館に行って、購入前にどんな内容の本か知るために、
「陵墓地形図集成」を閲覧してくる予定です
 
・・・では、本日紹介します大室古墳群公園内の古墳は、
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※中二子古墳前に設置してある公園内古墳立地図
 南側駐車場から近い場所にある、
M-2(えむに)号墳と呼ばれる小円墳です(^^
現在公園内には先日紹介した帆立貝式前方後円墳の、
M-1号墳の他、M-2~6号墳までの5基の小円墳が存在してますが、
当日見た限りでは・・・・・、
 
・M-2 完存
・M-3 半壊?
・M-4 復元(平成の古墳
・M-5 消滅?(位置的に南側駐車場内)
・M-6 ほぼ消滅? M-2の近くにソレらしい盛り上がりを確認
 
・・・こんな感じでした。
 
では、M-2号墳の写真を。。。 
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中二子古墳から県道沿いに南側駐車場へ向かう、木立の中にソレはありました。 
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南側駐車場側から近付いて撮影した墳丘。
説明板は設置されてないので、詳細は分かりませんが、
横穴式石室が多い大室古墳群の中で、唯一の竪穴式小石室を持つ古墳の様で、
墳丘をじっくり見て巡ってる時に、 
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凝灰岩の石材(石室石材?)があったり、 
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縦線がはっきりと確認できる円筒埴輪片があったり、 
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頑張れば1基組み立てられそうなくらいに、
近距離に円筒埴輪の破片が密集して散乱してたり。。。
特に中央の埴輪片はまだ土中に埋まってる状態なので、保存状態は良さそうです(^^
コレらの円筒埴輪片は、突帯が太くてハッキリしていることや、
破片の厚みがある事などから、5世紀後半~末頃の築造ではないかと推測してます。
 
※以前紹介しました、群馬県藤岡市内にある、
 白石稲荷山古墳の円筒埴輪片に良く似ていると思ったので、
 だいたいの年代を推測しましたが、
 間違っていたらスミマセン m(_ _)m
 
墳丘の規模は、説明板が無いので完全に目測ですが、
直径10m✖高さ約2mほどの大きさかと思われます。 
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あと、遊歩道側の墳丘斜面で、丸石が多く散乱していたので、
葺石で墳丘の全面が葺かれていたとも考えられます。

国指定の前方後円墳ばかりでなく、こうした小円墳にこそ、
古代の情報がたくさん詰まってる可能性があるので、
説明板を設置して欲しいな~・・・と思いました。
「石の山」と呼ばれる凝灰岩や自然石の岩肌が露出している、
小丘陵の裏側、民家が見える所から、南側駐車場方向へ、
50mほど歩いた所の木立内にあります。
 この時は資料館に行くのを忘れてしまっていたので、
この古墳の出土品などは分かりませんが、
近々もう1度行こうと考えてるので、
もし撮影OKであったならば、
続報記事として紹介しようと思っております☆
 
:M-2(えむに)号墳:
・所在地:前橋市西大室町2150
・墳形:円墳 葺石?
・規模:(目測)直径10m✖高さ約2m
・周濠:有り
・埋葬主体部:自然石積小型竪穴式石室
・出土品:円筒埴輪、土師器
・築造年代:5世紀後半~末頃か?
・史跡の指定:不明
・備考:公園駐車場近くの木立内に現存