皆様おはようございます(^▽^)
 
今日の埼玉県南部は、曇り&雨の予報なのと、気温も低い上に風が強いので、
古墳巡りには行かずに、家で大人しく過ごそうと思ってます(^^;
 
さて、永久保&2号古墳の次は、2号古墳から歩いて3分ほどの距離にある、
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二ツ塚(ふたつづか)古墳の紹介です(^^
遠景写真を撮るのを忘れてしまいました(大汗
住宅街の中にあり、墳丘の周囲をフェンスで囲まれ、
前方部が削り取られた状態で保存されている、前方後円墳です。
どちら側に前方部があったかは分かりませんが、
手持ちの資料によると、前方部が削平されたのは、
大正5年(1916年)に、菅原神社の社務所を建設するに当たって、
墳丘盛土を開削したとの記述がありました。
その際に、直刀と人骨が出土したそうです。
 
上の写真は、たまたま屋外で作業をされていた、土地の所有者様に許可を得て、
囲いの中に入らせて頂いた際に撮影したものです。
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高さは2.5mほどですが、元はもう少し高かったかもしれません。
コンクリート製の石段と、手すり代わりの金属製チェーンが設置されてます。
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墳頂には小さな石祠が祀られてます。
墳頂には平坦面はほとんど無く、コンクリートで無理矢理平坦面を造ってる感じ。
念のため墳丘を1周と墳頂面をくまなく観察してみましたが、
遺物は何もありませんでした。
直刀と人骨が出てると上に書きましたが、埴輪や土師器などの破片が出たとの記述も、
言い伝えも無いので、当初は周辺の古墳と合わせて、6世紀台の築造と思ってましたが、
終末期の前方後円墳である可能性も考えてます。
 
※追記:2019年現在、破壊され民家が建っています。

:二ツ塚(ふたつづか)古墳:
・所在地:川越市南大塚 個人宅敷地
・墳形:前方後円墳 
   (現状)後円部のみ残存
・規模:後円部直径20m✖高さ約2.5m
・埋葬主体部:不明
・出土品:直刀、人骨
・築造年代:6世紀後半~末期?
・史跡の指定:市指定史跡
・備考:前方部削平
    後円部頂部に石祠有り