皆様こんにちは~(^▽^)
今回は初の栃木県内の古墳を紹介します(^^
先月末のGW前半に栃木県は、足利市内にある、
足利フラワーパークに出掛けた時に見つけた古墳です。
東北自動車道の佐野藤岡ICを下りて、しばらくバイパスを走り、
フラワーパークに向かって曲がって直ぐの、左側にある古墳でして、
フラワーパークに向かって曲がって直ぐの、左側にある古墳でして、
北から見た道場塚(みちばつか)古墳全景
墳丘直径約40m✖高さ約5mほどの大きな円墳で、
墳丘直径約40m✖高さ約5mほどの大きな円墳で、
道路までの間が畑地と田圃になっていて、
下草があまり生えてないせいで、かなり目立つ古墳です。
コチラが上羽田神社正面。
右側後方に墳丘の高まりが確認できるかと思います。
鳥居をくぐってから撮影した感じ。
神社と児童公園と史跡がセットになった、現代によくある残され方です。
幹の途中に枝が無い杉の樹木が多いので、墳丘の形状が容易に把握できるのは嬉しいです
墳丘に近づいてみました。
石段が4段設置されていて、墳頂が大きく平坦になってる辺り、
以前は古墳上に社殿があったと思われます。
また、階段の両側墳丘斜面上に、石碑がチラホラ。。。
刻まれていた文字から推測すると、
富士塚として信仰の対象でもあったのかな?と(^^;
墳頂部はご覧の様に、かなり大きな平坦面が広がってました。
また墳頂部端には、
何かを記念する石碑が建っていたのですが、
その石碑よりも石碑の周りに積まれた石材に目がいきました(^^;
凝灰岩や緑泥片岩があるので、もしかすると・・・石室石材???(^^;
何も情報が無い古墳なので、確実な事は書けませんが、
見た感じ墳丘は3段築成で、墳頂部に近い所に、
横穴式石室か、竪穴系の埋葬施設があったのでは?と推測してます。
墳丘をじっくり見て廻った結果、葺石は確認できませんでしたが、
墳頂部の平坦面上で数枚の近世の瓦を確認。
これで墳頂部に以前社殿があった事が確実に
また、墳頂部に建てられた石碑の裏側の、墳頂部近くの斜面で・・・・・、
土師器の壷か甕の破片を発見。
円筒埴輪の破片は見つからなかったのですが、
これだけでも、築造年代をグッと絞る事が可能ですね。
土師器といっても、他の古墳で見られる様な厚みが有ってゴツゴツとした肌触りのものと違い、
須恵器の様に薄くて硬く表面も滑らかな事から、6世紀後半~末頃にかけて製作された、
須恵質土師器ではないかと考えてます。
墳丘裏側斜面の様子。
竹で組まれた囲いが設置され、その手前は見学路の様(未舗装/土面)になっていて、
墳丘をぐるりと見て回れるようになってます。
念のため、こちらの斜面も見て廻りましたが、
石室に関わるような石材も、葺石も見当たりませんでした。
今回はフラワーパーク散策が主目的であり、
両親を車中に待たせていたこともあって、
探索に時間があまり掛けられなかったので、
次回もう一度、じっくり見学してこようと思ってます。
:道場塚(みちばつか)古墳:
・所在地:佐野市上羽田町684 上羽田八幡神社
・墳形:円墳
・墳形:円墳
・規模:(目測推定)直径約40m✖高さ約5m
・周掘の有無:不明
・埋葬主体部:不明
・出土品:不明 土師器破片露出確認
・築造年代:(上記の推定が正しければ)
6世紀後半~6世紀末頃か?
・史跡の指定:市指定
・備考:上羽田八幡神社境内に現存保存
駐車スペース有り
・史跡の指定:市指定
・備考:上羽田八幡神社境内に現存保存
駐車スペース有り